カメラのフラッシュをめちゃくちゃを強くしたもの
熱への変換は虫眼鏡を想像すればOK
ケノンやラヴィの家庭用脱毛器だけでなく、エステで使われている脱毛器も、基本的にはキセノンフラッシュランプという種類のランプです。
キセノンランプとも呼ばれています。
これは、早い話がカメラのフラッシュのめちゃくちゃ強いものと考えればOKです。
一瞬、ものすごい光を発するランプです。
カメラのフラッシュを想像していただければわかると思いますが、発光時間が一瞬で短く、発熱量も少ないので、冷却装置も必要がないのが特徴。
これを、フィルターを使って脱毛に適した波長のみを取り出します。
なお、皮膚がんの原因になる紫外線は含まれていませんので安心してもらって大丈夫です。
・フラッシュ脱毛
波長:480nm~1200nm
・紫外線
波長:200nm~380nm
光が肌に当たった時の反応は、太陽光を虫眼鏡で集めた時の反応を想像すればOKです。
虫眼鏡で黒い部分に太陽光を集中させれば、熱が吸収されますよね。
でも、白い部分だと熱が吸収されないですよね。
あれと同じで、毛の黒い部分のみが光を吸収して、熱に変換されて毛根にまでいきわたるのです。
で、毛根も人体の組織なわけですから、あんまり熱いと火傷します。
60度くらいで火傷するみたいで、毛根が火傷で破壊されると、二度と無駄毛が生えてこなくなるわけです。
借に破壊されなくても、ダメージは残るようで、何度か繰り返すことで脱毛効果が出るようです。
個人的な解釈では、毛根全体が破壊されなくても、一部が破壊されることで、無駄毛が細くなっていくのではないかと考えています。
コンデンサの電気が放電され、
キセノンガスにより光に変換されて放出
手っ取り早く話すと
脱毛器のスイッチを押す
↓
コンデンサにたまっていた電気が放電される
↓
放電された電気のエネルギーで、キセノンガスが「励起状態」という状態になる
↓
励起状態は不安定な状態なので、すぐに元に戻るけど、その時にエネルギーを光として放出する
↓
その光をフィルターを使って、脱毛に適した波長のみを取り出す
↓
光は黒いものに吸収されるので、無駄毛に吸収される
(太陽光でも黒いものが熱くなるのと一緒)
↓
無駄毛に吸収された光は熱に変換され、表面から毛根へと伝わっていく
↓
毛根が60度以上になったら火傷することにより、無駄毛を作る組織が破壊される
↓
これで脱毛成功!
と、こういうかんじになります。
多くの電気をたくわえるコンデンサの容量が重要
容量の大きいコンデンサは高い…
キセノンガスのさらに詳しい仕組みについては難しいので、また別の記事で語るとして。
理解しておいて欲しいのは、結局はコンデンサにたまってた電気が光に変換されるということです。
キセノンガスに電気エネルギーを与えても、不安定なのですぐに手放して戻っちゃうんですけど、手放すときに光という形で手放すわけですね。
電気を渡されたら、そのまま光に変えて吐き出してくれると考えるといいでしょう。
となると、電気が少ないと、光が少ないわけで。
コンデンサに蓄えられる電気がどれだけあるかが重要になってきます。
で、このコンデンサの値段が高いみたいで、脱毛器の価格の多くを占めているのがコンデンサの価格と考えていいと思います。
まぁ当然ですが、技術開発料とかもかかっているので一概にはいえないのですが、コンデンサが高いみたいな話はケノンの担当者に直接聞きましたんで、間違いないです。
なので、あんまり安い脱毛器はコンデンサの質が悪く、放出できる光も弱いと考えていいでしょう。
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